悪魔のメイド……になりました。

「うぐ、首根っこ掴まなくてもいいじゃん…肉が伸びる…」

「黙れ、貴様が首根っこ掴まられて当然だ。」


ゼロは投げ捨てるよう庭に女を出した。


「うおぁ?!あぶねー、あぁ、首が…」


女は首を押さえる。そこはちょっと、いや、かなり赤くなっていた。


「で?燕尾服のあんたは何でやるの?」


女が先に口を開いた。


「もちろん鞭だ。制裁を加えるにはもってこいだしな。」


「え…あんたってマゾいの…?」



…会話が成り立っていない。人間はこうもバカなのか。



「…で?八神は?」



俺に話をふってきた。



…ん?



「女、俺も制裁に参加すると思ってるのか?」


「え、だから来たんじゃないの?」


こいつの頭のなかは二人の悪魔相手に戦おうとか思っていたのか?



「…俺は見るだけだ。」


「ちぇ、あっそ」



…あとで懲らしめておこう。



「貴様は何で相手しようと言うのだ。」


ゼロが鞭を取りだし手に抱える。




「何って…素手だけど…?」













…は…?