執事のゼロは八神になにか渡した。
「…それ、随分豪華な剣だね!」
執事が渡したのは、いかにも切れ味抜群の、お洒落にカスタマイズされた、重そうな剣だった。
「女、俺に斬られろ。」
「えー、そんなに睨んでも「はい、斬られます♡」なんて言わないからね?それに、あんたと違ってあたしには未来というものがあるんだよ。」
「そんなもの、お前と共に切り刻んでやる。」
「わー、随分な言いようだね?それに素手で相手してるJKに対して男が武器使うとか…ダサいよ。」
わー、スッキリしてきた。こんなに相手を罵倒したのはじめてかも。
執事に対する不満も溜まってたしね。
「ダ、ダサい…」
八神、ダメージ受けたな。
こいつ弱っ!


