2人の男子に告られました。

涼華は笑顔で甲子園について語る。
俺にもそういう大好きなものほしいな。
って、もういるか。
大好きなものというか人。
「涼華」
俺が名前を呼ぶと笑って振り向いてくれる。
「ぜってー、ふりむかせるかんな!」
俺がそう言うと涼華の顔は赤くなった。
「それ、僕もね。」
そこに雅が参戦してくる。
あークソ、いい感じだったのによ。
雅のことは好きだよ。
でもそれでもやっぱり涼華だけはゆずれねぇ。
「おっ!先生きた!」
副会長が言った。
生徒会担当の先生が来たのだ。
この女の先生はとてもおもしろい先生だ。
ノリがいい!!
本当は時間どうりに来る予定だったけど、仕事が長引いたみたいだ。
中学校の先生だもんな。
今年からは違う学校に移動になっていたみたいだし。
「元気してた?」
みんな元気すぎる。
そりゃそうか生徒会役員全員が集まったのははじめて。
前も集まったけど用事とかで来れないやついたし。
「え?太った?」
俺が言った。
先生は音楽の先生で太ってらっしゃる。
そういうと、「うるさいっ!」と言われた。
俺達の代の生徒会は『最強』と呼ばれた。
まぁ、先生のおかげでもあるけどね。
先生はフレンドリーな人だったから俺達をアダ名で呼んだ。
俺は「しょうくん」、涼華は「なるちゃん」、雅は「みやちゃん」
「なるちゃんは高校どう?」
「楽しいですよ!成績も安定してますし」
涼華は律儀だ。
この先生にもちゃんと敬語で話す。
生徒会役員殆どがタメ口で話す。
それだけ、先生は生徒に信頼されているということだ。
「しょうくんは?」
先生は席につきながら言った。
「俺は楽しいよ!宿泊学習も面白かったし」
先生も元気そうだった。
涼華も先生のこと気にしてたし。
新しい学校でやっていけるかとか心配してたんだよね。