ラッキー♡
こんなとこで涼華を抱きしめられるなんて。
でも、やっぱ好きにさせてから抱きしめてぇ。
涼華を好きになってから振り向かせようとしてる。
でもこの前まで気づいてなかったなんて。
ほんと、鈍感なやつだぜ。
そのあと何度も王様ゲームを続けた。
そして、また副会長が王様に。
俺、王様なれてねぇよ。
「⑬が③のほっぺにちゅー♡」
女子は「きゃー」って言ってる。
てか、かわいそうなやつだなって⑬俺じゃん!
③て誰だよ?
「また、私?」
そういったのは涼華だ。
「⑬は俺でーす」
「また、お前らかよ」
それは他の人も思ってると思います。
でも俺にとっては嬉しくてしかたねぇ。
じゃーいきまーす!
涼華の頬にキスをする。
涼華の顔は一瞬で真っ赤になる。
可愛すぎるだろ。
なんでこんなに可愛いんだか?
「王様ゲーム、さすがに飽きたでしょ?」
次何やるんだよ?
恵南が提案したのは「恋話」
みんなそれに食いついて来て、それぞれ分かれて話しだす。
俺のテーブルには女子4人と俺を含めて男子2人。
もう1人の男子は涼華のパートナーだった奴。
女子の中には恵南もいる。
「で?で?で?涼華ちゃんとはどーなったわけ?」
女子の生活委員長が身を乗り出しながら言った。
そこまで興味あることか?
人は恋愛話になんでこんなにくいつくんだか。
「別に、何もねぇよ。」
俺は冷静に言ってるけど内心焦ってる。
雅の周りにも女子ばっかで同じこと聞かれてるんだろうな。
「何もないわけないじゃんねぇ」
恵南、余計なこと言うな!
ていうか、その笑顔こわいっつの!
「あーくそ、ご想像にお任せします。」
そーゆーとみんなの顔がムッとなった。
「そっか、じゃあ雅に聞いてくるな!」
お前なぁ。
そういった涼華のパートナーはすぐに雅の元へ行った。
ていうか、あいつの腹黒さは未だに変わらねぇ。
あとポーカーフェイスも。
何考えてるか、全然わかんねぇ。