2人の男子に告られました。

「涼華は、どう?美術科。」
うちの学校は普通科の他にもいくつかの科がある。
その1つが美術科。
元から絵を書くのが好きだった。
将来はデザイン系の仕事につけたらいいなと思っている。
「周りのみんな絵が上手いんだよね。最近、自信喪失してますよ。」
いつもの風景だった。
もうすぐ期末テスト。あぁ、憂鬱。
「雅はどうなの?」
「俺?んー、中学の時よりかは成績あがったよ。もちろん、点数も。」
すごいよ。
うちの学校は結構レベルが高い。
でも、勉強三昧ってわけじゃない。
普通の学校とあまり変わらない。普通に楽しいしね!
そんな学校で雅は高順位。
まだ、中間テストしかあってないけど。
「でも、涼華も結構順位よかったよね。」
テストの順位は学科関係なく出る、
一応、美術科1位。
中学の担任に「普通科行けば?」とも言われたくらい。
「でも雅ほどではないっすよ!」
「中学の頃は競ってたのにね」
そう言って雅は笑った。
学校の校門をくぐって靴箱。
私と雅はここでお別れ。
美術科の教室に入るとイツメンがそろっている。
「はよ!すず!」
「はよ!かお!」
「二人ともテンション高いなぁ。」
イツメンは私を含めて3人。
友永馨と寺門麻呼。
二人には『すず』って呼ばれている。
馨は『かお』麻呼は『まこ』って呼んでいる。
かおは明るい茶髪でショートヘアで前髪をあげている。
身長は私よりすこし小さいくらい。
まこは黒髪でロング。
私は前髪パッツンだけどまこは前髪もながい。
身長も私よりたかい。
「今日も例の彼氏と登校?」
かおが、言う1言。
同じこと言うよね。ま、それもかおのいいとこ。
「彼氏じゃないし!」
いつもの私のツッコミ。
この『いつも』の日常が楽しくて仕方ない。