2人の男子に告られました。

次の電車で最寄り駅で行った。
その近くのファミレスで話すことにした。
「頼まないの?」
「うん、大丈夫。」
ついさっき、コーヒー飲んだばっかだしな。
恵南は確か隣の高校の商業科。
頭がいいから、うちの学校はよりレベルが高いところに進学した。
生徒会では、俺のパートナーだった。
つまり、2人で委員会を引っ張ってたってことな。
「で、話って何?」
「話はないんだけど、」
え?俺、なんのためにここ来てんの?
「なんか、深刻そうな顔してたから。」
恵南は俺と雅が涼華を好きなことを知っている。
ていうか、中学の時にバレた。
「たぶん、なる関係かなって思って」
恵南は涼華のことを『なる』って呼んでる。
由来は涼華の苗字が成宮だから。
ぎゃくに涼華は『もりー』って呼んでる。
由来は恵南の苗字が盛岡だから。
まぁ、単純な話だぜ。
「まあ、当たりかな」
「やっぱし?もしかして、なるに彼氏できた?」
先こされたーって恵南は言っている。
「できてねぇよ。」
「よかったぁ。」
で、本当に聞きたいことって何なんだよ。
「じゃあ、月島くんかしょうが告った?」
そういえば、雅→月島くん、俺→しょうって呼ばれてたな。
「俺がな!」
「へぇ、割と積極的じゃん。しょうにしては。」
そりゃ、雅にあんなこと言われればな。
たぶん、雅もすぐに告ると思うよ。
なんて言えねぇよな。
「それで、なるがどうしたの?」
涼華の話か。
「涼華は逃げてった。」
恵南は笑いながら「やっぱし!」と言った。
相談してんのか笑われに来たのか分かんなくなってきた。
恵南ってこんなテンション高かったっけ?
「なる、2人のこと大好きっていってたよ。
もちろん、『友達として』だけどね。」
『友達として』か。
あー、振り向かせるの大変になったな。
なんでこんな道に踏み込んじまったんだ?
「しょうがなると付き合おうと、月島くんが付きあおうと、
決めるのはなるだしね。」
本当にごもっともな意見です。
あんなテンションからここまで冷静になれるのは恵南のすごいとこ。
「それでも俺は、頑張る。恵南もそうだろ?」
「まぁね。」
俺と恵南が気が合うところ。
一途で、そのためならなんでも頑張る。
それが、叶わないかもしれないことでも。