明桜歴代番長四代目 悲しき愛の少年

ただでさえ妹がブラコン全開なのに、私までそうなるとこの子に余計負担がかかる。
静はあくまで姉でいようと、そのときに覚悟していたのかもしれない。


静が学園に着いた頃、母と父の事を思い出していた。

父の実家は、楯岡組という、兵庫で有名な暴力団だった。楯岡組は一族の者だけで形成されていたが、静が産まれた時、「女は跡取りにはならねぇ」
と言われ、両親は家を離れた。

楯岡組では一族が全員集まる時がある。猛が小学2年の時、一年生の真子とお父さんとお母さんでその会議、よもや集会に参加した。

父も母も幹部会に呼ばれ、静達3人は他の部屋にいた。

ここに来たのが一族でも端の方だった中学生の男子だった。その男子の親もいたが、なんのお咎めもしないので、男子は私達をいびり始めた。