夏の青い恋

「そんな!羨ましくないですよ。あたしは、葵さんのこと尊敬してるんですよ!羨ましいです。葵さんは雅たちのことよくわかってて。あたしなんかじゃ、励ます言葉がかけられないとき、沢山あるんです。
そんなとき、葵さんならどうするのかなってよく、考えたりするんですよ」



これは、本当のことだった。嘘なんて、つくわけないけど。
毎回、自分と葵さんを比べては落ち込む。

何回もその繰り返しなんだ。


「裕くんが、好きなのは菜乃花ちゃんだよ。ずっと、見てたからわかるよ。」



「そんなわけ、ないです!」


「あるよ!!」

急に大声をあげる葵さんにあたしはびっくりした。