夏の青い恋

「あ、雅!おはよ!」

あたしは、昨日の夜決めた。

雅にはどんなときでも笑顔を見せようって。

葵さんの変わりになろうとはしないけど、雅があたしを思い出したとき、あたしの笑顔が写っていてほしい。


「あははっ。菜乃花、元気だな。おはよう。一緒に教室まで行こうか。」


そう言ってからあたしの、頭をポンポンしてくれる雅に毎回心臓がキュウウってなるんだ。


ドキドキする。


「雅、明後日の大会頑張って。マネージャーとしてできる限りのことはする。
葵さんには叶わないと思うけど。頑張るから。」


少し、イジワルをしてみた。


あえて、『葵』という名前を出す。


……ほんと、性格悪いなあたし。


でも、雅は顔色変えずに「ありがとう。」そう言ってくれたんだ。