夏の青い恋

「さすが、桐山はモテるね。てか、桐山好きな人がいるの意外だわ。恋愛とか興味無さそうなのに」


沙織の言葉にあたしも少し同感する。



確かに、モテてる。
「そりゃあ、好きな人くらいいるでしょ」

自分からこんなことばがでるなんて思わなかった。


「いやいや、そういうあんたは好きな人いないでしょーが!」



沙織の突っ込みにあたしは思わず笑ってしまった。


でも、桐山くんの好きな人……気になるな。


なんでかな。なんなんだろう。この気持ち。

わかる日はくる?

小川くんに教えてもらおうかな。


「じゃあ、行こうか!みんな待ってるし!」


あたしと、沙織は走って校門に向かった。


「遅かったな!なにしてたの?宮原ちゃんたち!」


「うるさい!ほら、早く行くよ!」

「え、ひどくね??」


前よりは近くなった小川くんと沙織の距離。

あたしは、何とも言えない気持ちになるんだ。


どちらも、応援しているから。