夏の青い恋

体育着から制服に着替えたあたしは沙織と一緒に校門に向かった。

近道があるからってことで体育館裏を通ろうとしたとき。



「好き、です!今日のリレーかっこよくて!!好きなんです!付き合ってください!」


後輩の子が、桐山くんに告白をしていた。

そりゃあ、今日のあれを見たら好きになるのもわかるよー。


……え?好きになる?

いや、違う。あたしは、好きじゃない。

モテちゃうのもわかるってだけ。だよね。


「……ごめんね。俺、今そういうの作りたいと思わないんだ」


それって……過去になにかあったってこと?


「知ってます。先輩が好きな人いるのわかってますけど……今はいないじゃないですか!私じゃダメなんですか?」


「代わりとか作りたくないんだ。ごめんな。」

そう言うと女の子は去っていった