夏の青い恋

「大丈夫?痛いよね……。」


「ん。ごめん。宮原。迷惑かけてばっかりだな部活でも。」


「部活も、今も全部迷惑だなんて思ったことないから!大丈夫です!」


……本当のことなんだから。信じてくれたかな?

傷のところに消毒液を流して、ガーゼをはった。


「よし!これでもう平気かな!」

「ありがとな。じゃあ、戻るか。」


さっきのように桐山くんに笑顔が戻る。

それが嬉しくてあたしも思わず微笑む。


「なぁ、宮原ってさ夏樹が好きなのか?それなら、あまりおすすめしないけど……。聞いただろ?夏樹の好きな人。」



……え。あたしって、小川くんを好きな女子って思われてるの!?


えええ。


「好きじゃないよ!あたし、恋とかよくわからないから!!」

「そっか。」


桐山くんにはいるのかな……。そういう人。


「桐山くんは?いないの?」

あたしは、思わず口走ってしまった。


や、やばい……。

「俺は……いない、かな。」


……嘘だ。