夏の青い恋

ドクドクと、いつもより速い脈。


ゴールテープを駆け抜けて笑顔になる桐山くん。


それを見るだけであたしまで微笑ましくなる。


なんで?どうしてだろう……。


わからないよ……。

ただ、わかるのは……あたしは桐山くんを他の男子と違う目線で見ているということ。


「ボーッとしないで!ほら、次!」


沙織に声をかけられてあたしは自分の種目に並ぶ。


あたしも、100メートル走。

よりによって、運動部の人たちばっかり!

なにこれ、運が無さすぎだし……