「走れえええええ！」



とある週末の日曜日


あたしは、帽子をかぶりながら野球部の練習を見ている


小川くんが飛ばして、それを１年生が追いかけている


凄いな……。みんな、キラキラしてる



「お疲れさま～！」


あたしは、かなり部員たちと仲を縮められた気がする。


後輩でも、宮原ちゃんなんて呼んでくる人がいるくらい。


「宮原！ちょっといいかー？」


「はーい！」


桐山くんに呼ばれて走ってそこに向かう。


「なんですか？」


「なんで、敬語なんだよ。まぁ、いいや。これ、練習試合できそうな高校の紙だからもし時間あればかけてもらっていいか？
俺ら、この頃部員たちのなかでしか試合やってねぇからさ‼」



「あ、うん！わかった。」



桐山くんと話すのはなんか緊張する。多分それは主将だからって言うのが強いんだよね。

小川くんとかなら普通にしゃべれるんだけど

なんか、桐山くんは独特の雰囲気？を放ってる気がする。