夏の青い恋

「なんか、飽きた。菜乃花、海行こうぜー!」

「えぇ?まだ、10分もたってないよ?」

それに、なんであたしを誘うのかな。期待してもいいってことかな。


「俺、不器用でできねぇ!他の3人は集中してるし!」

「待って、海神様だっけ?その方に挨拶しなくちゃ」

「どーやってだよ。」

さっきの、女の人いないかな……。

「あ、あのー!」

この海にはあたしたちとあの女の人とあの女の人の隣にもう一人男の人がいるだけだからきっと、届いたはず。

くるっとあたしたちの方を向くと、首をかしげた。

「海神様に何て言って海にはいるんですかー?」

「普通に、お世話になりますって言えばいいのよ。
あなたたちの海の方にはいないの?海神様。」

海神様なんて、そんなのここでしか聞いたことない。

「はい!いないんです!あ、とりあえずありがとうございましたー!」


一通り話を終えると、雅がお世話になりまーす!といって
海に飛び込んだ。


あ、あたしも言わなきゃ!
「お、お世話になります!」