夏の青い恋

あたしたちは、控え室からでて電車に乗る。


「雅!お疲れ様ー!かっこよかったよ!!」

「葵、ありがとな。」

なんか、どうしても見てるのは辛いはずなのに二人は絵になるな……。

「……辛いなら見なければいいのに。バカなの?」

後ろから声をかけられてバッと振り向くと月浦くんが立っていた。

「バカじゃないよ。辛いけど、お似合いだよ。あたしに、入る隙なんてない。」

「あるよ。あいつら、おわるよ。多分。俺の勘だけど。」


終わるって別れるってことだよね??
確かに、別れてくれたら嬉しいけど、そんなこと本気で願えないよ。

「優しすぎるんだよ。菜乃花は。」

……え?

今、名前で呼んだ?