夏の青い恋

「光!!大丈夫?なわけないだろうけど!!
また、明日ねって言ったよね!まだまだ、生きるんでしょ!」


光の耳に届いてるかも曖昧な感じになってる。
いまはただ、届いてることだけを祈るしかない。


「おれ、は、沙織を好きになれて幸せだった。
傷をつけたけど沙織のことを忘れた日はなかった
本当に、ありがとう。」



ピーと響く音。この音が光の命の終わりを知らせる。


「やだ、やだやだ!!光!!光っ!!目を覚まして!」

あたしの声は病室に響くだけで光の心には響かない。


「沙織ちゃん、最後までありがとう。」

光のお母さんが目に涙をためながらあたしに言ってくる。


うそだ、光は死んでないよ。