夏の青い恋

前まではあたしよりも少し高かった身長も、あたしより大きかった体も今じゃ一回り小さくなっている。


病気の進行をからだが表している。

「勝手に来てごめんね。でも、あたしは光を支えたいんだ。ダメかな……?」


光は寝てるから聞こえないはず。
あたしはあえてそれを狙って言ってみた。


でも、光はパチッと目を開いた。

お、起きてたの!?

「……沙織。俺、まだ好きだよ。でも、沙織が俺の方に気持ちがないの知ってるから。
きっと、誰かに惹かれてるんだろ。見てたらわかる。
でも、わがままかもしれないけどここに、いてほしいんだ。」

初めて聞いた光の弱音。
あたしは、また命の重みを改めて感じたよ。