夏の青い恋

「あたしは、まだここにいるから!雅は戻りな!じゃあね!」


背を向けて雅が出ていくのを確認すると


堪えていた涙を出した。

初めて知ったんだ。恋の辛さも。恋の楽しさも。


雅のおかげだった。叶わないと知ってても恋をする気持ちは止められなかった。


「ふぅ……っ。うぅっ……」


嗚咽を漏らしながら涙は止まらなく流れてくる。



「宮原ちゃん。お疲れさま。」


そう言って駆けつけてくれたのは小川くんだ。


「あたし、言ったよ!叶わないの知ってたけど。」


「うん……頑張ったね。見てたから。わかるよ。」


小川くんの言葉はあたしを強くしてくれる。

ありがとう。