塩系男子の恋愛事情

辻本くんはこれ以上見ていられないと言うように、あたしたちから目をそらした。

「う、潮くん!」

「何だよ」

「みんなが見てるから」

そう言ったあたしに、
「見せつけてやればいいだろ。

愛菜は俺のものだって」

小笠原くんが言い返した。

「あー、もう…知らん!

俺は行く!」

宣言するように叫んだ後、辻本くんはスタスタと歩き出して行った。

「悔しかったら、お前も彼女を作れー!

作ったら、俺らに紹介しろー!」

そんな辻本くんの背中に向かって、小笠原くんは叫んだ。

塩系イケメンの小笠原くんはあたしを大切にしてくれる優しい彼氏だったと言うことを、今回で身を持って知りました。

☆★END☆★