若の瞳が桜に染まる

作業を開始してから十分。部屋の中には我久と旬がいた。

「良かったんですかー?この組み合わせで」

「日和が言い出したんだから仕方ないだろ」

「なんですかその、妻の言い分には逆らえないみたいな発言。
信じられませんよ」

「お前な…。
まぁ、不安だけど…、なんとか上手くやるんじゃないか?」

段ボール箱を開きながら、男二人は部屋でそんな話をしていた。