若の瞳が桜に染まる

「さてと、あと数時間後には闇カジノをぶっ潰してる訳だけど、我久さんどんな顔で行くんだろうな。

いつもの感じで来られるとさすがに締まらねーっつーか」

「あ?知るかよ」

「うわ、何で蘭そんなイラついてんの?

あー、そっか。今日二葉さんも来るんだ。いいじゃんお父さんに会うの久し振りだろ?」

「口裂くぞ」

持っていた小型ナイフをキラリと向ける。

「えー!
それ仲間に向けちゃいけないやつ!」

今日の闇カジノ潰しには、蘭の父親であり、天祢組の幹部である二葉陽一郎も参戦。いつまでも子ども扱いを止めない陽一郎のことを蘭は毛嫌いしていた。