強い君に好かれて




「すっ、「すみませんでしたァー!!」」


そう言って逃げていく二人組の姿を確認しながら


横目で男の子を見てみる。


っていうか、ご機嫌斜めなんだよねって、関係なくない?


まぁ、どうなるかはわからないけどさ。


「あ、君大丈夫?」


金髪の人に話しかけられる私。


…んーなんかチャラそうに見えるのは私だけかな?


「あ、ハイ。別に泣いていたわけじゃないんで」