強い君に好かれて




しかも、泣かせてるって…ふっ。


私これっぽっちも泣いてないんだけど。


むしろどうやって対応すればいいか考えてただけなんだけどなぁ。


下を向いていた顔を声の方へと向けた。


155センチくらいの身の丈の黒髪で金と赤のメッシュした男の子が鋭い眼光で


男達を睨みつけていた。


っ、ちっさ!!ぶはっ…


思わず吹き出しそうなところを耐えて男の子を見つめると…。


男の子の後ろには私と同い年くらいの男の子を2人。