強い君に好かれて






「はぁ…ここまで来ればもう平気よね」


流石に家の前までは送ってもらうことは出来ず、


私は無理やり叶と別れた。


あっちは怒って何度も追い掛けてきたけど


私だって一応運動は出来る。


あんなガキを撒くなんて簡単だ。


あと少しで家に着くっていう距離のところで


ブーブーと、携帯の振動がカバンに響く。


って!もう20時!?


携帯の時計をみると20時を示していた。


どうりでちょっと暗いな、って…そんなことよりも!