強い君に好かれて




「あぁ、…」


「へぇ~!!こんなコ初めて!俺ドキドキしちゃった!どうしよう!」


胸を両手で抑え込み顔を赤く染める京斗に


勝手にドキドキしてろって思ったことは口に出さないでおいた。


それよりもまた剣冶は私の事面白いって言った?


「私の一体どこが面白いって言うのよ!」


「「「全部」」」


三人同時に同じ答えが返ってくるとは思わず、びっくりして何も言えなくなった。


そして、沈黙を破ったのは京斗だ。


「俺は賛成だけどな~美紅ちゃんが雷龍の姫になること!」


「…俺も」


続けて剣冶も小さな声で喋る。