強い君に好かれて




痛いと嘆いている京斗をよそに叶は腕を組んで真剣な顔つきでこちらを見た。


すると、急に空気が変わった。


それを感じ取った京斗はさっきまでギャーギャー騒いでたが静かになる。


「本題なんだけど、お前ここの姫にならないか?」


…は?


ひ、め?


姫ってあの、姫?(どの姫)


よく耳にする暴走族につきものの姫?



しかも雷龍の?


「お断りします」


「は?なんでだよ」


断らないとでも思ってたのか残念そうなびっくりしたような顔ででも、こちらを睨んできた。


怖くないんだけど♪


私の家の人達の方がもっと怖いし。