カチン。 「あ、あんたねぇ~人に紹介させといてそれは無いんじゃないの?雷龍の総長だからって調子乗ってんじゃないわよ!」 「ほら、知ってんじゃん?」 ニコニコと嬉しそうな叶に対して私は軽くショックを受けた。 しまった…完全にのせられた。 でも、私間違ったこと言ってない! そう思ってフンっと顔を思い切りそらす。 「まぁまぁ、美紅ちゃん!悠も、意地張らないで素直に名前だけでも自己紹介すればいいじゃん! 事を丸め込もうとするのは意外にも京斗で…。