強い君に好かれて




ここほんとに族の溜まり場?


家にしか見えないんだけど…。


「親とかいないわけ?ってか、ここほんとに何」


「は?雷龍の幹部のみの溜まり場だけど?」


シラッと冷静に返したのは私の横に居た雷龍の総長、叶。


イラッとするも、なんとか耐えて冷静に「ふぅん」と返した。


玄関を通ってすぐの扉に案内された部屋には大きな最新型のようなテレビと大きな縦長テーブル、雷龍の幹部と総長分らしき椅子が置いてあった。


ここはきっと、皆が集まって食事する場所ね。


周りをぐるっと見渡しながら観察していく。