「…」


え、あ…入っていいの?


首を傾げると、どうぞと言う顔をする剣冶はまるで紳士である。


「ちぇっ、本当はそーゆうのは俺の柄なんだけどな」


ブツブツ言っている京斗を無視し、


白い建物に足を踏み入れた。


すると、目の前に広がった光景は…


洋風の屋敷のよう。


シャンデリアがあって…階段には赤いじゅうたん…。


別世界に入り込んだかのような…すごく不思議な感覚になった。