あなた誰ですか…?


僕は君のその顔に触れたくて

近寄った。

すると君は僕に気付いたらしく

こちらを振り返った。

僕は一瞬、思った。













本当は、僕を覚えてるんじゃないかって。

『陵くん』

って、言ってくれるんじゃないかって。