みなさま、はじめまして。
まずは、自己紹介といきますね。
この物語の主人公の早川皐月です。
元気が一番の取り柄です。
学生時代は、ずっと陸上で長距離を走って来ました。
今年、就職して初めて地元を離れ、新しい地へやって来ました。

そして、今人生崖っぷちくらいの勢いで落ち込んでいます。何故、新しい環境に期待で胸いっぱいなのでは?と普通の人は思いますよね。

ですので、私の話はこれくらいにして、今私自身が置かれている環境を見ていただけると幸いです。
百聞は一見にしかず。ですしね。

新しいスタートの場、つまり新しい職場で
私がいちばん最初に発した言葉。
言葉ってすごく大事なのに、
最初からこんなこと言いたくなかったのに。

「頑張ります。」でもなく、
「これからよろしくお願い致します。」でもなく、
「はじめまして。」でもなく、

「私、そんなこと聞いてません。」

空は曇りひとつない青空。
世間は新しい環境に、胸躍らせる人が多い春。
桜の季節。

なのに、そりゃないでしょうって話です。