ブランコをこぎながらそんなことをつぶやく

貴族、吸血鬼の私がこんな目にあうとは…

「あれ……泉?」

暗い中名前をよばれ、体が反射的に震える

「漣…?」

恐る恐る後ろを振り向く

暗い中、立っていたのは漣ではなく…

「た…つき」

「泉なのか…え…」

龍輝は驚きながら私にちかよる