シュルっと音を当てて、触られる髪

それをうっとりと見つめる漣

もしかして私の力が暴走したのか!?

漣が怖い

怖い…?

私が?

「さ、漣!やめろ!」

「うわっ!」

漣を押すと、思ったより飛んでいき食卓にぶつかった

食事がガンっ!という大きい音を立てて落ちる

漣の腹からは煙がうっすり見える


また力が制御できなかったのか!?

私は怖くなって家を飛び出した