きみの隣


無視される度
陰口や失笑を聞く度
薄暗い檻の中にいるように重く苦しくなった。

一人で居ると、
時々どす黒いものが私を押しつぶした。

私の息を止めようと。
私の存在を消そうと。

教室で、私と進んで話す人は誰もいない。

男子も女子も。

私一人だけ学級連絡がきてなくて、先生に注意されるなんてことも何度もあった。

お前は息をする価値もないと
耳元で囁かれているような毎日。

そんな孤独に蓋をして、ただ母に気づかれないように、毎日涙を布団の中に隠した。