今思い返せば、 一つ一つは大したことではなかったかもしれない。 息の詰まるような、 永遠に続くように思えた毎日も、 あっさりと過ぎ去っていってしまう。 あの頃は、 そんなことまったく気づかなかったから。 ただ目の前のことに必死に 向き合うことしか出来なかった。 どこにもない「こたえ」を求めて。 そんなきみの隣にいた日々を 今は、愛しく思う……。