カーン カーン
"これから先お互いを愛することを誓いますか?"
『誓います』
"では誓いのキスを"
「幸せになろうね」


ピピピピッ ピピピピッ ピピピピッ
「う、ん、あれ?ゆ、め、?あと少しで旦那さんの顔見えたのに…」と少し悲しくなった。その時…
ガチャっ
「杏!早くしなさい!!」といつまでも起きてこない私に腹を立てたお母さんが入ってきた。「はーい!」そういいながら私はベットからでた。「入学式なんだから早く準備するのよ?」そう言い残しお母さんは下へ降りていった。「そーいえば、今日入学式だ…」私はこの春から高校生となる白田 杏(しろだ あん)。うちから徒歩30分くらいにある進学校。'''青来高校(せいらい)''' うちの学校は進学目的でくる人は多い。でもそれよりも制服目当てで来る人がほとんど。青来高校は制服が可愛いと人気の学校なのだ。私も制服目的でこの学校を選んだ。
私は制服の入ったクローゼットを開けた。そこには青来高校の赤チェックのスカートに真っ白のブレザー大きいリボンの新品の制服があった。「杏!早くしなさい!!」下から少し怒ったお母さんの声が聞こえてきた。「はーい!今行く!!」
着替え終わり私は1階のリビングに向かった。

「早くご飯食べちゃいなさい!」「はーい、うわ…にんじんあるし」そこには私が世界1嫌いなオレンジ色の食べ物があった。「好き嫌いしないの!」「はーい。」そういいながら私は隣にあるお兄ちゃんのお皿にオレンジ色の物体を移動させた。「こら!!杏何してるの?!」見つかった…。「ズルしないの!!」「だって不味いもん!!」「食べなさい!!だから身長低いのよ?」「そ…れ…言わないで…。」1番のコンプレックス言わないでよ。150cmしかない私の身長いじらないで…。

ガチャっ

「朝からギャーギャー何やってんの?」頭をかきながら180cmの男が私に向かっていう。『にんじん!』おかあさんと同時に言ったことにびっくりしつつ「なーるほどね」そういいながら座った。我が家では日常茶飯事だから誰もこの出来事に驚かない。「杏、飲み物とってきてー」「え。」「にんじん食べてあげるで」「わかった!!」この身長180cmの男の人は私の兄白田 輝(しろだ ひかる)私の1つ上の高校2年。高身長、顔立ちよし、スタイルよし、性格よし、運動神経よし、学力以外完璧な兄です。兄も青来高校に通っている。バスケ部に入ってて全国大会に出場した実力がある。ま、自慢の兄です。

「はい、オレンジジュースでいい?」「おう!ありがと!」私はお兄ちゃんの横に座って食べかけだった朝ごはんをた食べ始めた。

「杏、7:40になるわよ?」「あぁ!やばい!!」私は慌てて食器を片付けた。「おーい、初日から遅刻とか目立つぞー??」「わかってるよ!!」私はお兄ちゃんに対抗した。「ほーら、朝から喧嘩しない!」『はーいっ』私達2人はお母さんにはかなわない。「早く準備しろよー、遅刻しなくても目立つ体してんだからー(笑)」「お兄ちゃんうるさい!!」私はそういいながらリビングのドアを開けた。そしたら目の前に小さな男の子がいた。「おねぇー、ちゃ、ん、おはよ」「あ、おはよ!空!」私はかがんで私の3分の1くらいの身長の男の子に言った。この子は私の弟。白田 空(しろだ そら)私の12歳離れた4歳の可愛い可愛い弟。「空、ご飯食べる??」リビングにいるお母さんが空に向かっていった。「食べる!!!!」そういいながらお母さんのところに走っていった。「無邪気で可愛いな」小声でそういった時、『杏は準備!!』お母さんとお兄ちゃんに言われて、私は2階えと上がっていった。

真新しいの可愛い制服に身を包みテンションMAXの私。「杏ーまだー??」下からお母さんに呼ばれた。「はーい!」私は新しく買った白いリュックを背負い下に降りて行った。

「あらー!杏ちゃん可愛いー!」「あ!悠ママ!!」「よっ!」「悠!!」この2人は向かいに住む緑川 悠(みどりかわ ゆう)とそのお母さん。お母さん同士は学生時代から仲がいい。その影響で私と悠も赤ちゃんの時から一緒にいる幼馴染み。
「悠くんも制服似合ってるわよ!」「うんうん!」お母さんの言葉に私も共感した。悠は顔立ち、スタイル、身長全てがいいから何を着ても似合う。ムカつく…。「なに見てんだ?」ぽかんとした顔で私を見て悠は言った。「別に!!小さい時は私の方が身長高かったのに…」「確かにな(笑)」小学校のころは私は145cmで悠は140cmで私の方が高かった。なのに、だんだんぬかされて今では、悠は175cm、私は150cmで25cm差でになってしまった。悠の隣を歩くのが恥ずかしい…。

「ほら!行くぞ!」「うん!!」と私達2人は駆け出した!『無邪気ね』2人の親に笑われながら私達を見てそういった時。

こうして私達の新しい生活をスタートさせた。