そしてデート当日……
孝太 「優のやつ、おせ~な~」
と、呟きながらスマホをいじる。
少し経って優衣が来た。
優衣 「おまたせ~孝太君」
そういって優衣が駆け寄ってきた。
孝太 (優衣ちゃんの私服姿超可愛い―)
優衣 「あれ、優ちゃんは?」
孝太 「ん?まだだけど?一緒じゃなかったの?」
と、話している時にスマホが鳴った。
孝太 「ん?誰からだろう?」
見てみると優からだった。
孝太 「優、今どこにいるんだよ!」
優 「孝太、ごめん!風邪ひいた…ゴホゴホ。それと、詩織も急用ができたらしくいけないってラインきてた。ということで、二人で楽しんできて…パタッ」
孝太 「って、おい!そんな急に言われても困るよ!」
(ツーーツーー、ツーーツーー)
孝太 「って、優の奴切りやがった…僕はどうしろと…」
優衣 「優ちゃんだったんでしょ?なんて?」
孝太 「なんかな、優は風邪で石川さんは急用なんだって」
優衣 「ふーん、そうなんだ…まぁ、石川さんはしかたないとして、なんで今日に限って風邪ひくのよ~」
「しかたないわね、今日は解散にする?」
孝太 「うーん、優衣ちゃんさえよければ二人で行かない?」
優衣 「じゃあ、どこ行く?」
孝太 「優衣ちゃんは行きたいとこない?無いなら僕が決めるけど…」
優衣 「うーん、じゃあ、パ~ッとゲーセン行こ~」
孝太 「了解!それでは行こうか」
そして、二人はゲーセンに向かって歩き出す。
数分後、目的地のゲーセンに着く。
孝太 「最初何のゲームする~?」
優衣 「そうね~、じゃあ、UFOキャッチャーしよ?」
孝太 「いいよ~、どのUFOキャッチャーする?」
優衣 「じゃあ、ぬいぐるみとれるやつする♪」
と言って、優衣は駆け出していく。その後ろを孝太が歩いていく。
そして、孝太が優衣に追いつき見てみるとまだぬいぐるみはとれていないようで……
孝太 「いくら使ったんの~?」
優衣 「まだ500円くらいだもん。あと少しでとれそうなの!だから、邪魔しないでね!」
孝太 「はいはい、がんばってね~♪」
優衣の泣きの一回はむなしくも失敗に終わった…
優衣 「うぅ(泣)諦めようっと…」
そう言って、別のゲームのとこに行く優衣に、
孝太 「ちょっと、僕トイレ行ってくるから先に行っててくれない?」
と言って、孝太は行ってしまった。残された優衣は別のUFOキャッチャーをすることにした。
孝太は5分もしないうちに帰ってきた。
孝太 「おまたせ~」
優衣 「うん、おかえり」
と言って、優衣は孝太の方を向いた。優衣は孝太が手の後ろに何か隠していることに気付いた。
優衣 「孝太君、後ろに何隠してるの?」
孝太 「えっ~とね、はい♪」
そして、孝太は後ろに隠していたぬいぐるみを優衣に渡す。
優衣 「孝太君、なんでそれもってるの?」
孝太 「優衣ちゃんの為にとってきたんだよ」
優衣 (孝太君、やるじゃん♪)
「ありがと~うれしいな」
その後は、他にも色々なゲームをして遊び、昼食の後、少し歩いて いると広場にクレープの屋台を見つけた。優衣が食べたいというので、優衣を先にベンチに座らせて孝太は買いに行く。そして、二人分買って持って孝太が帰ってきて、隣に座る。
孝太 「はい。優衣ちゃんの分」
優衣 「ありがと、孝太君は何買って来たの?」
孝太 「僕はブルーベリーかな」
そして、次にどこに行くか話しながら食べていると優衣が、
優衣 「孝太君が食べてるの美味しそう~一口ほしいな~」
孝太 (えっ!?こ、これって…まさか、あのお約束の…い、いや、でも、そ、そんな…)
しかし、優衣のほうを見ると孝太のそんな考えをよそに、早く早 く、とせかしてくる。そして、
優衣 「私のも一口食べていいから~おねが~い」
そういって、優衣は何のためらいも見せずに自分のクレープを差し 出してきた。孝太はそして、諦めて自分のを優衣に渡す。
孝太 「はい、どうぞ」
優衣 「わ~い!ありがとう~!」
そして、お互いに一口ずつ食べる。
優衣 「ブルーベリー…意外とおいしいかも…」
孝太 「ストロベリーにすればよかったかもなーなんて…」
優衣 「じゃあ、いっそのこと交換しちゃおっか?」
孝太 「えっ!?」
(いや~男としてはありがたい申し出なんだけど…ここはやはり…)
「男の子としてはありがたいんだけど…ごめん!」
優衣 「そう?私は全然いいんだよ?」
孝太 「い、いや、優衣ちゃん、一つ聞いていい?」
優衣 「うん、いいよ」
孝太 「えっとね…そ、その…優衣ちゃん、何とも思わないの?」
優衣 「うん?なにを?」
孝太 「い、いや…だからさ…その…今さっき、間接キス的なのしたんだ よね?」
優衣 「あっ!?」
優衣は孝太に言われて気付いたようで、顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。
そして、二人の間に気まずい空気が流れていく……。
孝太はその空気をどうにかしようとあたりを見渡していると離れたところで観覧車が回っているのに気づいた。そっと、隣をそっと見てみると、優衣も気づいたみたいで……。
孝太 「優のやつ、おせ~な~」
と、呟きながらスマホをいじる。
少し経って優衣が来た。
優衣 「おまたせ~孝太君」
そういって優衣が駆け寄ってきた。
孝太 (優衣ちゃんの私服姿超可愛い―)
優衣 「あれ、優ちゃんは?」
孝太 「ん?まだだけど?一緒じゃなかったの?」
と、話している時にスマホが鳴った。
孝太 「ん?誰からだろう?」
見てみると優からだった。
孝太 「優、今どこにいるんだよ!」
優 「孝太、ごめん!風邪ひいた…ゴホゴホ。それと、詩織も急用ができたらしくいけないってラインきてた。ということで、二人で楽しんできて…パタッ」
孝太 「って、おい!そんな急に言われても困るよ!」
(ツーーツーー、ツーーツーー)
孝太 「って、優の奴切りやがった…僕はどうしろと…」
優衣 「優ちゃんだったんでしょ?なんて?」
孝太 「なんかな、優は風邪で石川さんは急用なんだって」
優衣 「ふーん、そうなんだ…まぁ、石川さんはしかたないとして、なんで今日に限って風邪ひくのよ~」
「しかたないわね、今日は解散にする?」
孝太 「うーん、優衣ちゃんさえよければ二人で行かない?」
優衣 「じゃあ、どこ行く?」
孝太 「優衣ちゃんは行きたいとこない?無いなら僕が決めるけど…」
優衣 「うーん、じゃあ、パ~ッとゲーセン行こ~」
孝太 「了解!それでは行こうか」
そして、二人はゲーセンに向かって歩き出す。
数分後、目的地のゲーセンに着く。
孝太 「最初何のゲームする~?」
優衣 「そうね~、じゃあ、UFOキャッチャーしよ?」
孝太 「いいよ~、どのUFOキャッチャーする?」
優衣 「じゃあ、ぬいぐるみとれるやつする♪」
と言って、優衣は駆け出していく。その後ろを孝太が歩いていく。
そして、孝太が優衣に追いつき見てみるとまだぬいぐるみはとれていないようで……
孝太 「いくら使ったんの~?」
優衣 「まだ500円くらいだもん。あと少しでとれそうなの!だから、邪魔しないでね!」
孝太 「はいはい、がんばってね~♪」
優衣の泣きの一回はむなしくも失敗に終わった…
優衣 「うぅ(泣)諦めようっと…」
そう言って、別のゲームのとこに行く優衣に、
孝太 「ちょっと、僕トイレ行ってくるから先に行っててくれない?」
と言って、孝太は行ってしまった。残された優衣は別のUFOキャッチャーをすることにした。
孝太は5分もしないうちに帰ってきた。
孝太 「おまたせ~」
優衣 「うん、おかえり」
と言って、優衣は孝太の方を向いた。優衣は孝太が手の後ろに何か隠していることに気付いた。
優衣 「孝太君、後ろに何隠してるの?」
孝太 「えっ~とね、はい♪」
そして、孝太は後ろに隠していたぬいぐるみを優衣に渡す。
優衣 「孝太君、なんでそれもってるの?」
孝太 「優衣ちゃんの為にとってきたんだよ」
優衣 (孝太君、やるじゃん♪)
「ありがと~うれしいな」
その後は、他にも色々なゲームをして遊び、昼食の後、少し歩いて いると広場にクレープの屋台を見つけた。優衣が食べたいというので、優衣を先にベンチに座らせて孝太は買いに行く。そして、二人分買って持って孝太が帰ってきて、隣に座る。
孝太 「はい。優衣ちゃんの分」
優衣 「ありがと、孝太君は何買って来たの?」
孝太 「僕はブルーベリーかな」
そして、次にどこに行くか話しながら食べていると優衣が、
優衣 「孝太君が食べてるの美味しそう~一口ほしいな~」
孝太 (えっ!?こ、これって…まさか、あのお約束の…い、いや、でも、そ、そんな…)
しかし、優衣のほうを見ると孝太のそんな考えをよそに、早く早 く、とせかしてくる。そして、
優衣 「私のも一口食べていいから~おねが~い」
そういって、優衣は何のためらいも見せずに自分のクレープを差し 出してきた。孝太はそして、諦めて自分のを優衣に渡す。
孝太 「はい、どうぞ」
優衣 「わ~い!ありがとう~!」
そして、お互いに一口ずつ食べる。
優衣 「ブルーベリー…意外とおいしいかも…」
孝太 「ストロベリーにすればよかったかもなーなんて…」
優衣 「じゃあ、いっそのこと交換しちゃおっか?」
孝太 「えっ!?」
(いや~男としてはありがたい申し出なんだけど…ここはやはり…)
「男の子としてはありがたいんだけど…ごめん!」
優衣 「そう?私は全然いいんだよ?」
孝太 「い、いや、優衣ちゃん、一つ聞いていい?」
優衣 「うん、いいよ」
孝太 「えっとね…そ、その…優衣ちゃん、何とも思わないの?」
優衣 「うん?なにを?」
孝太 「い、いや…だからさ…その…今さっき、間接キス的なのしたんだ よね?」
優衣 「あっ!?」
優衣は孝太に言われて気付いたようで、顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。
そして、二人の間に気まずい空気が流れていく……。
孝太はその空気をどうにかしようとあたりを見渡していると離れたところで観覧車が回っているのに気づいた。そっと、隣をそっと見てみると、優衣も気づいたみたいで……。