次の日

朝、席に座って読書をしていると

「佐久良~(泣)」

どうしたんだ?
なぜ、学校に来て早々に泣き叫んでいるんだ?

「どうしたの?」

子供と話すように優しく聞いてみる。

「わぁーん、佐久良ー」

これじゃあ話にもならない。

背中をさすって美紀が泣き止むのを待った。