「さあて。教室に行きますか。りのちゃんも行くでしょ?」


藤堂さんが椅子から立ち上がる。





「へ?あ、あの私と同じ学年ですか?」







「え?そうだよ?」







えーーーーーってきり年上かと思ってたーーー







「なんだよお前。俺らのこと、年上かと思ってたのか?」




ええ。思ってましたとも。



「は、はい・・・」







「俺ら同じ学年だぜ?普段、俺のことは稜って呼べよ」


「僕も怜でいいよ」


「俺も蓮でいい」




「は、はあ。」


なんかため息がでてくる。




「じゃあ、行こっか。」


そう、怜くんが言い出したとき




「ちょっと待て。」