学園一人のお姫様は王子様たちの言いなりです。



はいいいいいいいいいいーー?!

今何て???





「あの?!今なんと?」



私の聞き間違いではないかと、いや、間違いであってほしい。

私は聞き返す。






「だーかーら、俺らの言いなりになれって言ってんの。」

黒髪のイケメン・・・じゃなくて神崎さんがだるそうに言う。






ガタッ



あまりにも衝撃すぎて椅子からおっこちてしまった。






頭が真っ白だ。







「そっちょくすぎだよ。稜。大丈夫?りのちゃん。」

藤堂さんが手をさしのべてくれる。





私は、藤堂さんの手をかりておきあがる。





いまだに頭の中は真っ白だ。






「別にただ言いなりになれってわけじゃないんだ。ここは男ばかりでしょ?僕たちがりのちゃんを守ってあげるかわりに。ってことだよ。」



藤堂さんが笑顔で説明してくれる。