うさぎに振り回されて困ってます




ー放課後、私は約束通りに優雨くんに学校案内をしている。

「ーで、ここが理科準備室だよ。でも今は全然使われてないんだ。」

「へぇ?それ、ほんと?」

「え?優雨くん?」
呼びかけると、

「きゃっ!」

「夕桜さ、ちょっと油断しすぎじゃない?スキあり過ぎ。ダメだよもっと、警戒しなくちゃ。」

「え?優雨くん!?」
気がつくと、私は優雨くんに引っ張られ、理科準備室の壁にドンされていました。

「男はみーんな、獣なんだよ?わかる?」

何か、いつもの優雨くんじゃない。

「ど、どうしたの?いつもの優雨くんじゃないよ?へ、変だよ?」

「そう?いつもの僕だよ?」

そう言ってどんどん顔を近づけてくる優雨くん。

ち、近いっ・・・。何か、恥ずかしい・・・

「夕桜?顔、赤いよ?照れてるの?」

そう言ってどんどん顔を近づけてくる優雨くんは、

何か楽しそう・・・?
「ふふ。夕桜。可愛いね。」

「っ!なっ!そんなことっ!」

「可愛すぎて、食べたちゃいたい。」
え?今なんて・・・
そう思った瞬間、

チュッ