「俺は、美乃里といるときはいつも楽しいけど?
今も」
それに拓哉だっていつもの拓哉じゃない‼
口角を右斜め上にあげて不適な笑みを浮かべている
「意地悪拓哉だぁー!」
黒いオーラ、悪い意味で輝いてる拓哉を私は、珍しいものを見たように見つめた
「そりゃ、好きな人には意地悪になるときだってあるし」
「あ~…なるほど
って、え~~~~~~!?!?!?」
「ははっ…っは
うはは、」
拓哉は転げ笑っていた
「何が面白いのよ!?
好きな人って私~!?」
それでも笑い転げる拓哉
「ごめんごめん、あまりにも反応が美乃里らしいなって思ってさ
知らなかった?
俺、美乃里と約束したんだけどなぁー…
大きくなったら結婚するって
ゆびきりげんまんしたんだけどなー
覚えてんのは俺だけか」
懐かしそうに遠くを見て拓哉は笑った

