「ねぇ、拓哉
ありがとう」
ひょいっと拓哉のチャリからとびおりた
「おぅ、いいウォーミングアップになった
クラス表一緒に見に行こっか」
「うん!!」
拓哉とならんで昇降口に向かう
歩くたびにフサフサと揺れる栗色の髪の毛が、太陽の光に反射して金色に見える
「オッハー‼
げっ、またラブラブ中ですかぁー?」
「あぁ、莉琉~‼
おはよー!
っていうか拓哉とはそんなんじゃないって➰」
中学生の頃からの親友 反田 莉琉(ハンダリル)
スタイル抜群 モデル並みに可愛い顔で笑いかけてくる莉琉は私の自慢の親友だ
「拓哉くんも★
おはよー!」
「莉琉ちゃん
いつも元気だね
おはよう」
にこやかな笑みを浮かべる拓哉の横顔
やっぱりかっこいいなぁー
すこーしだけのぞく八重歯がまたカッコよさをひきたてる

