目元しか見えていない彼は、きっとハンカチの下でニタリと笑っているのだろう。 こちらへ大股でゆっくりと歩く度、ピアスがキラキラと光って揺れている。 私たちは地面に足が引っついたように動けなかった。 いや、動かそうとしなかった。 彼の纏うオーラそのものが。 そして確信したのだ。