夢を見るボクら

ふと視界にはいった一枚の写真。


高校卒業のときに友達と撮った写真だ。


中央に映る私は無表情とまではいかないけど、全然笑ってない。

口角が少し上がってるだけ。



（もう少し可愛らしく笑えばよかったな）


感傷に浸りながら高校のことを思い出す。


．．．といっても、私の記憶にあるのは高校二年生からの記憶だけ。


高校一年生の記憶、つまり一年間の記憶が丸々すっぽりとないのだ。