夢を見るボクら




「紀乃?」


隣を見れば顔をほんのり染めて俯いてる。

気分悪いのかな。


「大丈夫?」

「え!?あっ、えと、だ、大丈夫っ!」

両手を大袈裟にブンブンと降る紀乃。


とても大丈夫には見えない。

けど、話したくないなら無理には聞かない。


話したいときになったら話してくれると思ってる。