夢を見るボクら



珍しく賢が感情的になって萊に掴みかかる。


「だからだよ」

「は?」



「大切な場所だからこそお前らに使って欲しい。

ずっと使わずに埃まみれになるよりも、尊敬してるお前らに使ってもらうほうがましだ。」


黙り込んでジッと見つめ合う2人。



「...わかったよ。サンキューな」


「おう」




「じゃあ話はそんだけだ!呼び出して悪かったな!

また会おーぜ!!」