夢を見るボクら




「それってかなり凄いんじゃないの?」

「数学はいつも赤点だけどな」


その能力を勉学にも回せないのだろうか


賢と私は同時にため息をついた。





「送ってくれてありがとう」

「おう」

「じゃ」


「...待ってくれ」


家に入ろうとしたら賢に引き止められた。


「どうしたの?」