夢を見るボクら



しっかりと目線を合わせる。



「私はここにいる。
賢たちが助けてくれたから。

それだけで充分よ。


それに、私は“ごめん”より“ありがとう”がいい」


見渡せば申し訳なさそうに笑うみんな。




「帰ろう?」






「...あ、がとう」






私たちは輝の家に返り、傷の手当をして私は賢に家まで送ってもらうこととなった。